2012年に制作したステンドグラスの大窓。
日本の吹きガラス職人さんに150枚を超えるロンデルを吹いていただき、フランスの職人さんが宙吹きで焼いた色板を交え中央には絵付けを施して組み上げました。
この度、それらのメンテナンスと共に新旧ステンドグラスをお納めいたしました。
大窓の向かい側に位置する引き戸には1900年前後に制作された植物柄の1枚、また第二玄関へと続く引き戸へはFlower & Vaseが描かれたエドワード期の1枚をご採用くださり、御手洗いのドアの一つにはイギリスで買い付けたジュエルを用いテクスチャの異なる透明ガラスを複数使用して新たに制作いたしました。
元々開口はなく、いずれの建具も加工する必要がありましたので、一旦工房へお預かりしてそれぞれの窓を作成いたしました。
光を透過することで空間に奥行きを生みつつ、既存のドアに美しく収まりました。
これからも大切にお使いいただきます。