永きに亘りイギリスの教会に彩を添え、今も変わることなく色鮮やかに陽を透過する19世紀のステンドグラス。
この度竣工されましたお住いにご採用くださり、天窓としてお納めいました。
設計段階からご相談いただき、直径1mある本体に合わせたトップライトを設えてくださいましたので、天気や時間など差し込む自然光によって様々な表情をお愉しみいただきます。
また、今回は天井への水平設置のため、オリジナルに入っていた補強材を倍に増やし、支給していただいた建物側への取り付けフレームとの溶接や裏面へのフラットバー溶接、通常とは種類を変えたパテの入れ替えなど、可能な限り撓みを抑える加工を行いました。
これからも大切にお使いいただきます。
最後になりましたが、打ち合わせのため遠くから足をお運びいただいた設計のご担当さま、立派な真鍮フレームを作ってくださった業者の皆さま、安全にお取り付けくださった施工会社の方々にはこの場を借りてあらためて御礼申し上げます。