この度竣工されました眺望の良いお住まいに、ビクトリア時代後期を中心としたアンティークスをお納めいたしました。
正面と側面にベントガラス(曲げガラス)が入り、全体に繊細な象嵌が施されたディスプレイキャビネットには、お持ちのコレクションをお飾りいただきます。
元は木製の棚板が付いており、背面を含み生地が貼られておりましたが、キャビネット内の明るさを確保するためガラス棚板を制作して背面に鏡を組み込みました。
マホガニーの無垢材がふんだんに使われたチッペンデール様式のワインドアウトテーブルに英国Maple社製のサロンチェアをあわせたダイニングセットは、お選びいただきました生地に張替えそれぞれの色目や艶感を合わせて仕上げました。
同じ生地でのクッションと座面カバーもご依頼いただいておりましたので、柄が繋がるのはもちろんのこと、包み込みの座面に立体的に沿うよう縫製していただき、パイピングで張られた椅子の様に見た目の違和感なく仕上げました。
これからも大切にお使いいただきます。