この度、ビクトリア時代後期に制作されたミラーバックキャビネットをお納めいたしました。
マホガニーの無垢材に繊細な彫刻が施され、扉に合わせて曲げられたガラスなど当時の職人たちの技術の高さが見て取れます。
上部に入るオーバルやキドニーシェイプの面取りミラーは裏の銀引き面に若干の酸化は見受けられましたが、年代を考慮した上でのコンディションはとても良く、オリジナルの状態を残したいとのご希望もあり分解クリーニングと同時に磨きを掛けて仕上げました。
以前にお納めしたシールドバックソファとも久々に会うことが出来、張替えについて書いたブログもつい読み返しております。
新たに加えてくださったキャビネットを含め、これからも大切にお使いいただきます。