木と石にこだわって建てられたお住まいに、シンボリックな絵付けが施されたステンドグラスをお納めいたしました。
窓に比べて小さなアンティークステンドグラスを使用しましたので、左右の窓を含めて新たな制作となりました。
背景の格子に使われていたガラスと同じテクスチャのものが現存せず、数種類の透明ガラスを混ぜることをご提案しました。
そこで、一度全てをバラバラにして、それぞれのピースをランダムに散らすことで“取って付けた感”を無くし、透明の格子というシンプルなデザインの中で動きのある窓に仕上げました。
オリジナルのステンドグラス、中央のFIX窓、左右の開き窓、それぞれの格子の縦横比率が異なるため、数ミリ単位での調整が必要となりお時間を頂戴しましたが美しく収まりました。
そして、これから数年掛けてこちらの屋敷の玄関ホール、吹き抜け二階に入る大きなステンドグラスの制作に取り掛かります。
完成を是非ご期待下さい。