ビクトリア時代に描かれた美しいステンドグラスや、ヴァセリンガラスのペンダントランプをお納めいたしました。
既存のドアに開口部を作り、表裏に化粧及び塗装を施した後、ドアレバーをアンティークのモノに交換してのお取り付け。
買い付けの際、ロンドン郊外で出会ったこのステンドグラスはバラバラの状態で保管されていました。
絵付けの位置や組まれる際に使われたケイム(金属沿線)の状態から、それぞれの絵付けピースの間にもボーダー(細いガラスの帯)、もしくは桟木が配置されていたことが窺えました。
ただし、今回はドアのサイズに収まる様に加工する必要がありましたので、オリジナルのデザインを損なわない範囲で一部に新たな絵付けを施して絵が繫がるように組み上げました。
ドアの上部に入る擦りガラスも、背景が少し揺らめいて見える透明度の高いガラスに交換することで空間に広がりが出ました。
空間に彩を添える、雰囲気のあるドアが完成いたしました。