伝統や先人の知恵を踏まえつつ、新たなモノが取り入れられた温故知新の作庭。
鉄職人の手により制作られた門扉に、ガラス飾りをお納めいたしました。
自然光を集光して、それ自身が輝く球体を採用。
加工を施したガラスには、塗料ではなくシルバーステインを用い着彩しました。
シルバーステインとは、硝酸銀を成分とする顔料です。
特徴としては、ガラスの表面に融着する他の顔料とは異なり、ガラスの中に浸み込み琥珀色に発色します。
古典技法に位置付けられるシルバーステインは、ヨーロッパの教会や古城に入るステンドグラスに見られる様に“黄金色”や“光”を表現するために用いられ、何世紀もの間色褪せることなく現在に至ります。
完成した素敵なお庭の全容は、下記のリンクをご覧ください。
庭師が見る風景 / 猪名川の住宅