アンティークスを含む、家具やステンドグラスをお納めした広く明るいお住まい。
お家が建つと同時に外構空間創りのご相談を戴き、『モノ作り』に対して同じ志を持った各素材の職人達でプロジェクトチームを作りました。
以前、祇園 迦陵 坪庭改修でお世話になった京庭師さんを中心に、鉄・石・木・ガラスなど、それぞれの知識と技術を出し合いひとつずつ制作いたしました。
先ず、最初にお伝え頂きましたイメージが『雑木の庭』でした。
ただ草木を植えるのではなく、お住みになる上での動線や使い勝手はもちろん、四季を感じることが出来るお庭。
その上で御予算に収まるという事と、長い目で見た際に余計な手入れが必要ではないという事も大切です。
また、ガレージを兼ねた空間にはグレーチングが敷かれ、全体に芝の種が蒔かれています。
緑化地域でもあり、緑化率を確保すると共に、これから全体が芝で覆われて行くのも楽しみです。
門柱に使われた一枚物の大板石は、遠くアフリカのジンバブエからやって来た珍しい石。
配置的にも目隠しを兼ねた、一際目を引くシンボルとなりました。
そして、「関わった職人さん達皆で何かを残してもらいたい」というお言葉を頂戴しましたので、当日まで何もお伝えせず、遊び心を入れたオリジナルのベンチをサプライズで設置してプロジェクトが完了いたしました。