ご自宅を新築されるにあたり、アンティークの大きなロンデルガラスをお使いいただきました。
ロンデルガラスとは、吹きガラスの職人が大きなお皿を作る要領で、1枚の板ガラスに仕上げます。
最大の特徴は、中央に残るポンテ跡と呼ばれる吹き竿の跡。
遠心力を使って広げるため、外側に向かい薄くなって行きます。
それが、ゆらゆらとした表情を作り、面白いガラスになります。
イギリスでも古い街を歩くと、この様な大きなロンデルが玄関ドアに入っている家や、何枚も並べて大きな窓になっているお店などを目にします。
横に使われている古い日本の建具とも相性がよく、広く明るい空間の中で存在感のある窓になりました。