洋をモチーフとしたお宅の、廊下と和室を仕切る引き戸にステンドグラスをお納めいたしました。
趣の異なる二つの空間を隔てるため、どちら側から観ても美しく見えるように透明と黒、挿し色に琥珀の3色で構成しました。
色味は控えめですが透明のガラスだけで7種類使用していますので、それぞれのテクスチャで見え方も異なり立体感のあるものに仕上がりました。
元は開口部のない戸をくり抜き、それに伴い和室側の取っ手を15mm移動させました。
特に襖の面を加工する際は、汚れたり破れたりしないように細心の注意を払います。
和室の奥にはお庭を臨む大きな窓があり、そこから入る自然光が廊下まで届くようになりましたのでとても気に入っていただきました。