本日、「プロジェクト・施工事例」にUPしましたステンドグラスの、作業工程を書こうと思います。
(写真がたくさんになりましたので、文章は長くならない様に気を付けます。。。)
ご来店下さいました際に、上の写真のステンドグラスを2枚お選び頂きました。
お取付けする開口寸法に合わせて、完成イメージを描きます。
デザインが決定すると、古いガラスを割らないよう気をつけながら最小限の範囲でバラバラにします。
新たなピースを作成して、決められたサイズに組み直します。
1枚目が組み上がりました。
こちらは、デザイン画とは少し変更して格子建具に入れることになりましたので、先ずは寸法を決めます。
制作寸法(外寸)からオリジナルの各ピースの寸法を引いて、おおよその内寸を出します。
仮置きして、計11枚のパネル寸法と木枠の幅を確定します。
この頃になると、どの線に何を合わせたのか分からなくなっています(笑)
今回は、横使いだったステンドグラスを縦長にし、絵が不自然に途切れない様に新たな4枚の絵付けピースを制作します。
オレンジ系顔料の発色が不安定だったので、実験にも時間を頂戴致しました。
オリジナルの筆跡を真似て、先ずはアウトラインを焼き付けます。
次に、影を入れます。
その後、シルバーステインとオレンジ釉薬を焼き付けます。
(写真は、シルバーステイン段階のものです)
オリジナルの全てのピースを使用した上で、面積が足りない部分には新たなガラスピースを加えます。
最後に、制作した建具に収め2枚目の完成です。
お取付けが完了した写真は、こちらの施工事例で是非ご覧下さい。