前回のブログで書きました、現在、神戸市立博物館で催されている特別展に行って参りました。
建物自体が元銀行(1935年竣工)として建てられ、登録文化財にも指定されていますので、いつ訪れても新しい発見があります。
稚拙な言い方になってしまいますが、今のように空も飛べず衛星もない時代に途方もない努力で描かれた地図は、もちろん現在の地図と精度は違えど本当に凄いと思います。
個人的に19世紀~20世紀初頭のイギリスやフランスで描かれた地図を幾つか持っていますが、そこに記された国境線や国名、海の表記などを見ると、地図は歴史そのものと言えるかも知れませんね。
そして、もちろん目的のお品もしっかりと目に焼き付けて来ました。
実際に触れたモノたちが、博物館のガラスの向こうに並んでいるとあらためて身が引き締まる思いです。
1階エントランスホールや地域文化財展示室、2階のコレクション展示室まで、旧小川邸の貴重な品々が展示されていて、今回は撮影可でしたのでたくさんの写真も撮りました。
とは言え、ここでその写真をUPすることは出来ませんので、歩いて5分ぐらいの南京町で撮った美味しい写真でも(笑)
角煮まん、1個300円(税込)
さておきまして
今回の展示は明日3月23日(日)までとなりますが、次の特別展情報も頂戴いたしました。
次回は特別展『蒐集家・池長孟の南蛮美術ー言葉から紡ぐ創作(コレクション)』が、4月26日(土)から6月15日(日)まで開催されます。(アクセスや展示会詳細は神戸市立博物館公式HPでご確認ください)
池長孟(1891-1955)、氏は神戸市立博物館の南蛮美術コレクションの礎を築いたことでも有名な蒐集家ですが、私どもは2015年の『紅塵荘付属品保存プロジェクト』で少しだけお手伝いさせていただきました。
(Project page 2015.10.16)
その後、2019年の同館名品撰『まじわる文化 つなぐ歴史 むすぶ美』で展示された収蔵品メンテナンス(ステンドグラス2点)を経て今回に至ります。
誰もが教科書で目にしたことがある作品をはじめ、「コレクションは創作」と捉えた池長氏の南蛮美術作品の数々が展示されます。
今回も、ご興味おありの方は是非訪れてみてください☆