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#115『師匠』

2024-09-22

前回のブログからそれほど日も経っておらず、タイトル的にもその続きというわけではありませんが、弟子がいれば師匠もおります。
丁度、素敵な椅子が仕上りましたのでブログを更新しようと思います。

こちらの椅子は先日行き先が決まり、同時に張り替えのご依頼もいただいたエドワーディアンのサロンチェアになります。

買い付け時の状態は1枚目の写真の通りですが、背もたれをボタン絞りにしたいとのことでしたので、早速師匠に電話しました。
当店では、椅子の張り替えに於いて縫製とボタン絞りは現在も外注になりますが、その他の椅子張りについても本当にたくさんのことを教えていただいた大先輩職人さんです。
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段取りとしては、生地や材料の手配と同時に、本体の組み直しや再塗装、欠損部分があればパーツの作成など、木部のメンテナンスが完了したら師匠の工房へ搬入します。

次に、元々ボタン留めのない椅子を絞る場合は、ボタンの位置と数を決めます。
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そして、ご希望の座面高と硬さに合わせてクッション材を選定します。
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師匠とはもう四半世紀ぐらいの付き合いになりますので、話も早く、作業内容が決まるとあとは全てお任せします。

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今回もいつも通り美しく仕上げてくださいました。

ちなみに、最初の打ち合わせでボタンの数は3-2-3で張っていただく予定でしたが、見た目のバランスと手縫いで広げる必要があったマチとアーム部分の仕様により、3-4-3で絞ったとのことです。

こういう判断をしてくださるのも、信頼できる理由の一つだと思っています。

あ、本当に「師匠!」と呼んでしまうと、思いっきり仕事を手伝わされそうなので一同気をつけています(笑)
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実際に呼ぶ呼ばないは別として、自分たちに出来ないことを生業にされている職人さんは皆師匠といって過言ではないと思いますし、逆にこちらが得意とする作業を頼んでもらった時は嬉しいです。
もちろんモノづくりに限ったことではなく、全てのことに当てはまりますので、横の繋がりって本当に大切ですね。

あとはしっかり梱包して、お客様のところに無事到着すれば完了です!

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