鉄製の古い菓子型、おそらくチョコレートを流して成形するモールドだと思います。
単体で見るとショートブレッドぐらいのサイズ感です。
ちなみに、4~5年前にイギリスの蚤の市で買ったモノになりますが、当時から商品として店頭に並べるつもりはなく、「いつか何かに使えるかなぁ」とずっと工房に置いていました。
すると先日、お仕事の段取り変更で丸1日スコーンと空き、時間が出来ましたのでこの型を使って『お菓子作り』をしました。
先ずハチミツ、もとい離型石鹸を塗ります。
次に粉砂糖とコーンスターチ、もとい石膏を流し込みます。
固まったものを取り出すと英国風ラムネ菓子の出来上がり、もとい石膏です。←しつこい(笑)
ということで石膏の雄型が出来ましたので、耐熱シリコンで雌型を作ります。
そのシリコンが固まるのを待つ間、日々のステンドグラス作業に伴い発生するケイムの端材を集めて溶かしました。
普段は、ある程度の量が溜まると産業廃棄物として素材ごとに処分をお願いしているのですが、捨てるのもタダではありませんので今回は材料として再利用しようと思います。
特にアンティークのステンドグラスから外したケイムは、表面の酸化やパテの付着、外す際の変形などで再度ステンドグラスの材料としては使えないことが多いのですが、溶かすことで比重の軽い不純物は浮いてきますので、それらを取り除けば準備OKです。
あとはチョコレートと同じように型に流し込んで、冷めて固まれば完了です。
とりあえず5個作ることが出来ました。
裏に貼ったフェルトを含むサイズは H15 W88 D37mm、重さは350g前後でした。
結構ずっしりとした重さのペーパーウェイトが完成したわけですが、材質の特性を踏まえステンドグラスをご購入のお客様に限定して、もし欲しいと言ってくださる方が居ればプレゼントしようと思います。
一人もおられなければ、もう一度溶かしてもっとでっかいペーパーウェイトを作りますっ!(笑)