前回のブログ更新から少し時間が経ってしまいましたが、今回は直近で行ったメンテナンスをご紹介しようと思います。
作業に入る前(Before)と、完了後(After)の写真を順番に並べてみます。
(Before)現地撮影
(After)作業内容:分解組み直し、天板化粧補修、再塗装、ガラストップ作成
(Before)現地撮影
(After)作業内容:分解組み直し、剥離再塗装、ガラストップ作成
(Before)現地撮影
(After)作業内容:分解組み直し、剥離再塗装、彫刻欠損部作成、背板及び棚板生地貼り替え、扉キャッチ取り付け、鍵調整
と同時に、飾るモノに合わせ使い分けていただけるように、交換用のガラス棚板も作成いたしました。
(Before)店頭撮影
(After)作業内容:分解組み直し、再塗装、クッション入れ替え及び生地張り替え
(Before)店頭撮影
(After)作業内容:分解組み直し、再塗装、生地張り替え、可動部調整
回転する座面の動きはスムーズでしたが、元々の仕様としてナット側の山が3周と浅い作りをしており、長年の摩耗によってネジ山と溝の間で小さな隙間が生じていたようです。
その結果、座面の高さを出して(5cm以上高くして)お使いいただく際、腰掛けるとヒトの体重で安定するのですが、腰掛けずに座面を横から手で押すと少し揺れる症状がありましたので、ナット側を延長して揺れを抑えました。
で、「いきなり何?」な写真を載せましたが、先日ふと思い立ってローストビーフを作ってみました。
言わずもがなイギリスを代表する伝統料理の一つですが、生まれて初めて作ったにしては我ながら満足な焼き具合でした。
ただ、見た目が藁焼きしたカツオのたたきっぽいことは否めません(笑)
さておきまして、『料理』という視点でローストビーフを見ると、買ってきたばかりの牛ブロックがBefore、熱を加えて調理が終わるとAfterと言えると思います。
でも、『食事』という視点で考えると上の写真はBefore、食べたあとがAfterになりますよね。
ということは、アンティーク家具を『職人』の視点で見ると、先述の通り買付け時の状態がBefore、そしてメンテナンスが済めばAfterになりますが、『お客さま』の視点ではお手元に届くまでがBefore、実際にお使いになってから永いAfterになります。
今回掲載した写真の家具たちはどのコもSoldとなっており、既に納品が完了したモノや昨日発送して現在輸送中のモノ、来月の発送を待つモノなどいろいろですが、いずれも大切にしてくださる方の元でこれからも永く活躍してくれると思います。
最後に『店』の視点で書くとしますと、BeforeでもAfterでもなく現在アニバーサリーフェアを絶賛開催中です☆
この機会に是非ともご来店くださいませ。
と、若干無理矢理まとめた宣伝でしたっ!