京都四条烏丸エリアでゆっくりと寛げ、フランス料理をベースとした多彩なメニューに遠方からのファンも多く訪れる『Cuisine Bar Cafe Pic Nic』様
この度、新店舗『Pic Nic Tokyo』オープンに伴う準備休業期間に合わせ、エントランスドアのご相談をいただきました。
お送りいただいたお写真(下)から、長年の風雨や紫外線によって表面の塗装が剥がれ退色し、吊元(向かって右側)を起点として左下がりに傾いているのが確認できました。
「開閉がし難くなった」とのことでしたが、ドアの左底面が床と擦れているのが原因でした。
お店の方に採寸していただき、ドアの寸法が確定したら早速工房へ
枠が出来たら、各パーツを切り出し
鏡板を固定して
コーキングを打って
ガラスを入れて
色を塗って
現在のドアと入れ替えて
取っ手やプレート、鍵やドアクローザーを移植したら
雰囲気あるドアが完成いたしました☆
と、終わるわけもなく(笑)
これからが本番です。
今度は、お預かりしたドアを工房へ運びました。
現状を見ると、先述の通り片側に約12mm下がっていました。
細かい部分を見ると、各パーツに少しずつ隙間が確認できます。
パーツが多く、部分的に補修してもキリがないため、一旦すべてをバラしました。
バラバラにしたついでに、各パーツの塗装を剥離して
傾きを修正します。
全体を締め直すと、動いていた桟木などもしっかりと固定できました。
店内側は普段行うアンティーク家具と同じ塗装を施し、屋外側は防腐剤を塗って仕上げました。
ガラスを戻すと、隙間なく収まりました。
実は一番最初に書きました通り、新店オープンに伴う準備休業期間に合わせてドアの入れ替えを行う予定でしたが、昨今の禍の影響による東京店工事スケジュール変更などもあり、京都店営業中に作業することとなりました。
当初はもっと簡易的な仮ドアを予定していましたが、約2週間お預かりする上でその間ずっとお店の入り口がコンパネはさすがにダメですよね(笑)
ということで、今度こそ作業一式完了いたしました☆
Cuisine Bar Cafe Pic Nic
OPEN 17:00-0:00 (月曜定休)
京都市下京区神明町233-3 木原ビル1F
TEL 075-343-9197
Pic Nic Tokyo
10月17日~26日 プレオープン
※期間中は招待制