この度、お買上げいただきましたハンギングのシャンデリア☆
吊り下げた際の光源が中心に来るようにシミュレーションして、ご希望に合わせてメンテナンスの内容を決定します。
もちろん、割り箸を使ったパーツでは納品しませんのでご安心ください(笑)
実際に点灯すると、ガラスジュエルが白濁して見えます。
これは、ガラスの表面が長年の汚れや曇りが原因で、電球の光を綺麗に透過していない場合の見え方です。
そこで、先ずはそれぞれを分解して洗浄し、ガラスと金属に分けてクリーニングします。
パーツが綺麗になると連結部分の伸びや折れをチェックし、使用に耐えられそうにない金具は新しい物に交換しながら元に戻していきます。
この金具が伸びたまま組み直すと吊った際に傾いたり歪んだりしますし、運送中の揺れで外れてしまうこともありますので、実はこの作業が一番重要だったりします。
そんな中、ジュエルの1個が亀甲型のモノに交換されているのを見つけてしまいました...
買い付けの際も気付いておらず、店頭に吊っている際も気付くことなく、まさかのこのタイミングで...
もっと見る目を養わねばとあらためて思いますm(_ _)m
そこで、作ることにしました。
厚みを出す為、5mm厚のガラスを2枚重ねて接着し、元になるガラスブロックを作ります。
あとは、勘で削って形を整え、表面を磨いて完成です。(左は加工前・右が加工後)
赤い丸で囲った部分が新しく作ったジュエルです。
(もちろんお客さまにはご報告の上、ご快諾いただいています)
その後、ぶら下げながら傾きなどのバランスを調整し、全てのパーツを連結します。
クリーニング前に比べ、一粒一粒が輝きを取り戻しました。
最後に発送のため梱包するのですが、中でぶら下げた状態を保ちつつ振動で揺れないよう工夫して、且つ開梱の際に取り出し易い仕組みを考えました。
何よりも、梱包が一番難しかったです(笑)