大阪府にあります枚方市立旧田中家鋳物民俗資料館でのステンドグラス講座も、年明けの講座で今年度スケジュールが終了し、受講してくださったたくさんの方々に思い思いの作品を制作していただくことができました。
施設の特性上、市内在住または市内に勤務されている方が対象ですのでクレアアンティークスとしてはあまり宣伝を行っておりませんが、10年以上お越しくださっている方もいて本当にありがたい限りです。
そこで、出張も少し落ち着きましたので、現在工房で行っているメンテナンスや制作をご紹介しようと思います。
上の写真は、現在バラバラにした英国製オークチェストの写真です。
椅子の張替えや他の家具たちを含めお持ちのアンティークスのメンテナンスでお預かりしましたが、無垢材ならではの割れや反りを調整して組み直します。
オークはマホガニーやウォールナットなど他の木材に比べて色合わせがしやすく、ポリッシュ(ニス)の定着も良いので速やかに仕上げてお返しいたします。
そして下の写真は、ポストカードサイズが入るシンプルな写真立てを制作しています。
京都府内の高等学校の卒業記念品としてご依頼をいただきましたが、色数を多めに設定して全て異なる配色で作ろうと考えています。
卒業式当日、担任の先生から卒業生お一人おひとりに書いたメッセージカードを入れてお贈りになるとのことで、一つとして端折ることなく仕上げようと思います。
あわよくば、うちのショップカードを全部にこっそり忍ばせてお納めしようかとも思っています。←冗談です(笑)
こんな感じで始まりました2020年、本当にたくさんのお客様や仲間たちに支えられ、クレアアンティークスは店舗オープン10年目を迎えることができました。
あらためまして、こころより感謝申し上げます。
職人一同、次の10年を目指して一日一日を大切に、そして一つ一つのモノや素材に合わせた丁寧な仕事を心掛けたいと思います。
ということで、先述のコ達を2月初旬から中旬には完了させるとして、今しかないっ!
現地のディーラーさん達のところにも大小様々なモノが集まって来ているようですので、買い付けに行きます。
1780年代 英国製 ジョージアンカトラリーボックス
(前面に割れや下部のモールに欠損が見受けられますが、年代を考慮するとこれも自然な状態かと思います。
実際に現状を確認して、買い付ける場合はこれに合わせたナイフやフォークも探そうと思います)
1870年代 英国製 ビクトリアンステーショナリーボックス
(上部カレンダーの動作確認や、パーツが多いアイテムなのでそれらの状態を確認しようと思います)
1900年代 英国製 ファイリングキャビネット
(一部分解しないと見えないのですが、ロールシャッターの中や裏地の状態を確認しようと思います)
このステンドグラスは木枠を含むと幅が2.4mあるらしいので、もし買ったらどうやって運ぶかを思案中です。。。
もちろんここに掲載している写真のモノは連れ帰ることを前提に話を進めていますが、その他現地で出会うアンティークスを含め今回もご期待ください。
前回、前々回と中東経由でしたが、特にこだわりがあるわけではありません。
その都度、条件の良い(主として安価な)航空券を買います。
そして、今回購入したのはまた違う国を経由して行く便になりました。
「イギリスに行ってくる」と言って出発して、お土産に「はい、これドバイのお菓子」と渡した時の家族の反応も、旅の小さな楽しみです。
今回もイギリス国内をトラックでうろうろしながら宝探しをする予定です。
日程は2月後半から3月前半になりますので、2月28日(金)、29日(土)、3月1日(日)、6日(金)、7日(土)、8日(日)の店舗営業はお休みさせていただきます。
また、それに伴い例年開催しているアニバーサリーフェアは帰国後3月14日(土)からを予定しておりますので、併せて宜しくお願い申し上げます。